
えり子が行くピアカンへの道⑭
えり子と出逢ってから、1年7か月が経った頃でした。
えり子は言いました。「私が受けたピアカウンセラーの講座、私が教える側になりたい!!」2021年の12月の事でした。来年の夢、理想、目標!!
えり子バージョンの講座だね。いろいろと失敗もしながら経験値をあげました。「摂食障害撲滅」って言うのかな?えり子ならできるね!!
えり子はその頃からはSNSの発信にも力を入れていました。投稿、動画、工夫を凝らして「仲間」が集まりやすいようにと。代表は、えり子にSNSの発信を教えてもらう側になっていました。
相変わらず代表の著書「素直なこころ」も伝え渡してくれています。
もちつもたれつの善き関係となっていました。
しかし、やる気満々のえり子にまたまた試練が…
年が明け、節分が過ぎた頃でした、えり子からのヘルプが久しぶりに入りました。
『「自分への甘やかし方がわからないです。甘えと依存と怠けがごっちゃになってます」とクライアントさんから質問されました。うまく言葉にできません。摂食障害の方々に「自分に優しくね」「自分を甘やかしてね」と言うと「甘やかせるのだから甘いものをたくさん食べていいんだ」という思考になったり。また、甘えるや頼るが苦手な人も多いので甘え方や頼り方が分からない。自分としては、今の自分に全てOKを出す(自己承認)他人からの評価を気にせず自分がやりたいと思っていることに正直になる。それを行動に起こす。と思っています。甘いものを過食するのは自分を甘やかすとは違うと思っています。うまく言葉にできません。教えてください!!』
摂食障害に陥っていく思考なのでしょう。代表も一緒に考えます。
『なるほど。。。甘いものが何故いけないか?医学的な視点から話をすると、甘いものを食べると血糖値が上がる。血糖値が低い状態から甘いものを食べると一気に血糖値が上がる。血糖値の乱高下。人間てすごいよなぁ。体の中で血液が循環している。自然界の循環と同じように。しかし、この乱高下は身体に負担を与える。身体が辛くなると、もれなく心も辛くなる(心身一如)。甘いものは食べ方に工夫すれば食べてはいけないとは思わない、お酒やたばこ、身体に負担がかかるのわかっていても一度覚えてしまうと、なかなかやめられないから。甘いものも実は身体にあんまりよくないけど、お酒やたばこほど悪いものとは思えないから、やめられないどころか、食べてもいいものだよなぁ…と医学的な視点を入れて話を進めていく。なぜならば…が必要よね。』
まだ代表の返事はつづきました。
『治りたいか?治したいか?誰が?自分。えり子は導いていくだけだし、えり子の見解に捉われ過ぎたら、わからなくもなるよね。相手がどう感じているか?もっと、想像力を膨らませて、もっと相手になり切ってみよう!!』
『甘える、頼るが出来ない人。甘えてもらったら、頼られたら、嬉しい?はたまた面倒くさい?「甘えてんじゃねーよ」って思う?そこよねー。甘え下手は自分が甘えられたり、頼られたら、どうもしてあげられないから、甘えないで。って拒否を感じています。甘えていいんだよ、ではなく、頼られたら嬉しいよね、という思考に持っていかなきゃならないね。「役に立つ自分」を作っていかなきゃならないからね。そういう人は疑い深かったり、人に対して信じることができなかったり、そんな思考に陥っていることもあるだろうから…』
えり子は、「養成講座講師」を実現したいと心から願いました。代表のようになりたいと。
えり子は「メンター」「師匠」と代表を呼ぶようになっていました。
代表は、私がすごいのではなく、私が学んでいる「真理」がすごいのよ~と。でも代表が得ている知識や経験をえり子に全て伝えたい!!と。代表自信にも変化が起きました。えり子が教える側に。そのことについても具体的に考えがまとまってきていました。
つづく・・・