
げんちゃんのドタバタ珍語録④
~妹・きーちゃんのひとりごと~
☆げんちゃん(🚹)
年齢30歳
知能は10歳
軽度の知的障害者です。
さて、前回は知的障害者の性の問題も考えさせていただきました。
今回は、きーちゃんとの対話に戻ります。
げんちゃんのお薬についてです。
げんちゃんはきーちゃんに質問しました。
「ねぇねぇ、僕、薬を、本当は飲みたくないんだよ~」
>「じゃあ、飲まなきゃいいじゃん!」
「いや~、でも、飲まなきゃ不安なんだよ~眠れないし~」
>「じゃあ、飲めばいいじゃん!!」
「でも~、なんか、依存してるみたいで、ずっと飲むのかな~」
>「ずっと飲めばいいじゃん!!!!どっちやねん!!!」
「きーちゃん、怒らないでよ~」
>「怒ってないよ~、ただ、同じ繰り返しじゃん、聞くの嫌になるよ~」
「そうだよね~、ごめん;;」
>「兄ちゃんが、本気でやめるときが、やめどきだよ、なるようになるから…多分…」
「う~ん」
>「まっ、時の流れにみをまかせる~~~~♪」
きーちゃんは思いました。
自分も辛いこととか、苦しいことがあったとき、眠れないこともある。
落ち込むこともある、一度や二度、辛くてつらくて、泣いてばかりになったこともあった。
それでも、精神科を受診することもなかったから、精神薬を服用することもなかった。たまたまかも知れない。兄ちゃんは、知的障がいだからゆえの、理解力が低いこともあるし、家族が、兄ちゃんの気持ちの代弁者にならないといけないなぁ。
父と母だけに任していてはいけないなぁ…
精神薬に対する知識って必要だ!!
ちょっと、勉強しよう~~~。
精神科の治療について課題は山積だと思われます。
精神薬は「対症療法」であって根本的な治療ではありません。
では、精神的な症状について、どんな治療があるのでしょうか?
もう一つ、精神疾患を病気から、精神障害という障害という概念にしてしまったことから始まった、課題はないか?考えていかなければなりません。
株式会社蓮では、このような細かい部分にも諦めずに取り組んでいます。