
げんちゃんのドタバタ珍語録⑤
~妹・きーちゃんのひとりごと~
☆げんちゃん(🚹)
年齢30歳
知能は10歳
軽度の知的障害者です。
げんちゃんは神か?仏か?と思わせるような言葉を時々発します。
きーちゃんの「兄ちゃん!!!!神か~~~!!!!仏か~~~~!!!!」の叫びが可笑しいのだが、また神か仏か疑惑・・・
「僕は、人間に生まれてくる前って何だったんだろう???」
>「えっ??兄ちゃん、何言ってんの??」
「だからさー、人間じゃなかったような気がするんだよ~~」
>「えっ??じゃあ、何だったのよ~~~~~???????」
「う~~ん・・・ハトかなぁ・・・」
>「何故に???ハトなん?????」
きーちゃんは返事に困ってしまいます。
「僕さ~、目の病気になって、手術したから、義眼なんだよね~」
>「そう、そうだね…今更か??兄ちゃん、特に困ってないじゃん!!そこ!!」
「うーん、義眼入れると痛いんだよ~~~」
>「目薬させば~~~」
「さしても痛いんだよ~~~~」
>「じゃあ、義眼入れなきゃいいじゃん!!」
「えーっ、でも義眼入れてないと自信がもてない・・・」
>「じゃあ、入れればいいじゃん!!!!」
「もう、きーちゃん、怒らないで~~~」
>「怒ってないし・・・兄ちゃんね、誰も兄ちゃんの目なんて見てないし、気にもしてないし」
「えっ??そうなの」
>「それ、何ていうか知ってる???自意識過剰って言うんだよ!!」
「え~~わからないよ~~~」
>「まっ、誰も、兄ちゃんが思ってるほど気にしてないから、義眼だってこともわからないし、義眼入ってなくても、全然気にならないし」
兄と妹、容赦ない会話が続きます^^;
「そっか~。じゃあ外すことにする」
>「うん・・・そうしな・・・」
「でも、なんで、僕の目はこうなってしまったんだよ~~」
>「知らんし・・・」
きーちゃん、またまた返答に困ってしまった・・・しかし、なんと閃いた!!
>「兄ちゃん、さっき言ってたじゃん、人間に生まれる前、ハトだったって!!ハトさんだったときに、友達のハトさんとふざけていて、くちばしが目に当たって、ケガさせちゃったんじゃない??それで、今さ、その友達のハトさんの気持ちを知るために目をケガしたんだよ。きっとそうだよ。友達にわるかったなぁって思ってたけど、今、自分も同じ気持ちがわかって良かったんだよ!!兄ちゃん、すごい、よかったじゃん!!!」
「そっか、僕、友達にケガさせちゃったんだね。でも今、自分でそのことがわかったんだね!!良かった~」
>「うん。よかったね~~兄ちゃん。きーは人間の前は何だったんだろう??」
「きーちゃんは、幸せの青い鳥だよ」
>「兄ちゃん;;泣けるわ。ありがとなぁ・・・」
きーちゃん、素晴らしい閃きだった!!きーちゃんも我ながら、すごい!!って思った。
このときから、げんちゃんは目のことは自分の中で解決できたようです。
毎日のように言っていたのに、「なんで、こんな目になったんだ~」と言わなくなりました。お母さんもホッとしました♡