
げんちゃんのドタバタ珍語録⑥
~妹・きーちゃんのひとりごと~
☆げんちゃん(🚹)
年齢30歳
知能は10歳
軽度の知的障害者です。
>「兄ちゃんの夢ってなんなん??」
「えっ、僕は~、ギターを教えたいんだよ~」
>「教えられるん??」
「え~、今は教えられないけど…第二の人生、50歳までの目標だよ~~」
>「いいね~~~!!」
「そうかなぁ~~^^;」
>「誰に教えたいん??」
「小学生とかかなぁ」
>「それはいいと思う!!」
>「で、今は完璧に何曲ひけるん??」
「今は・・・5曲かなぁ・・・いや、3曲・・・」
>「そりゃあ、まだまだだな!!何曲弾けるようにしたいん??」
「9000曲」
>「・・・それな・・・がんばりや~~~兄ちゃん」
ひと月後にまたこの話をしてみた、きーちゃん。
『兄ちゃん、9000曲まであと何曲よ』って
げんちゃんは、『やっぱり目標は50曲にするよ~』ってなりましたとさ。
げんちゃんは、クラッシックギターを習い始めて5年くらい経ちます。
一曲、一曲、頑張って弾けるようになりました。
つまずかずに弾ける曲は三曲。レパートリーは10数曲になった、げんちゃん。
ギターが上手になることでアイデンティティが確立されます。
大事な目標なんですね。
ゆっくりですが、確実に上達している。
ギターの先生は時には(いやぁ・・・常に^^;)厳しく指導します。
そこには知的障がいという甘やかしがありません。
それがげんちゃんには大切なのです。
人は、それぞれ能力の差があります。しかし、だからって甘やかすことが親切ではないのですね。
上達したい、その思いを持ち続けることへの後方支援としての役割が大切なのでしょう。
モチベーションを下げずに、ワクワクする環境は誰しも心地よく楽しい場所ですね。
げんちゃんは基本ネガティブ人間です←自称。しかし、家族やげんちゃんを取り巻く人によって必ずポジティブになります。良くも悪くも素直なこころのげんちゃんです♡