
小学校教諭のリワーク物語
番外編
~みどりからのメッセージ後編~
4月から夏休みまでは、行事が立て続けにあり、目まぐるしく忙しかったですが、「ねばならない」という呪縛より、互いに助け合って誰かに負担が強いられないようにする、という仲間意識がありました。
帰りも周りが子育て世代の方が多いこともあり、早く帰れるようにどうすれば効率的かを考え、急ぎでないことは後日でも大丈夫、という雰囲気の中、私は段々と割り切る事に罪悪感がなくなっていきました。
子どもたちも昭和らしくて(いい意味で)素直な子が多く、元気も良い。よく食べる。
保護者も温かい方が多く、そこも復職後の大きな支えとなりました。
職員同士も共有することができるので、私自身も声かけをすることができるようになってきました。
体調は波がありますが、学校で働いている方がしんどさを忘れている事が多い事に気付きました。痛い、しんどいという暇もなく、子どもたちと関わる時間はあっという間に1日を終えてしまいます。
見つけたら、遠くから「先生ー!!」と手を振ってくれる子どもたち、元気が出ます!
現状を伝えましたが、私自身が受け止め方が変わっていることに気付かされる日々です。
これも、リワークプログラムのおかげです。
実は、代表に自らリワークしてもらえないかとお願いしました。
代表自身を信頼できると自信持って思えたからです。
代表は導く天才です!!
リワークプログラムは、基本的に個人面談、同じ悩みを抱える者同士の対話、職業訓練が一般的なのですが、私には向かないと感じました。
心の元気がない時に、しんどい仲間と励まし合えても答えは出ない気がしたし、職業訓練をしたところで、更なる心身の負担がかかります。
株式会社蓮のリワークプログラムでは、これから復職するために思考回路をどう変えていくと大丈夫になるか、そこをしっかりと吐き出して、答えを共に見つけていく。私にはこのやり方が向いていました。
今では、教師としてできることを増やしていきたいと必死になっていた自分は、置かれた場所で咲いていける自分になっています。
どこに配属されてもやり甲斐を感じる自信があります。
職場は団体です。自分がしたいことも大切だけど、どんな仕事も楽しめる心の余裕がないと、使命感も責任感も重圧へと変わっていくことも経験しました。
復職後、私は自分の居場所を探すことなく、そこに場所はある、と思って心の余裕が少しずつ生まれてきています。
このことで、職場でも家庭でも自分らしくいられる事ができています。
人を育てる仕事をしている私、でも、ありのままの自分を受け入れてやっていきたいと考え、日々、働いています。
仕事は続ける必要はないと思います。転職、辞職、それも自分のための道でもあります。
私は教師として働き続けたいので、リワークプログラムを積極的に受けました。
リスタートをして半年になります。紆余曲折ありますが、続けたい、続けるために、リワークプログラムで学んだことを思い返しながら勇気づけられています。
これからも、何があるか分からないけど、そういう時は、仲間がいる、と思って楽観的になれています。
今、働いていてしんどさで押しつぶされそうな人、自分にドクターストップをかけて立ち止まって見てください。
あなたは弱いのではない。
一生懸命で責任感が強いから、逃げ出せないだけ。
でも、それでは本来守るべき自分を守れない。
自分を労わるのは、自分しかできないのです。
復職は必ずできます。
そのためには、無理をしないこと。しっかり休むこと。
働けてた頃より暗いトンネルに入るところから、色々なものを手放して光を探していく時間です。
私の目標は、いい意味で割り切る強さを持つことです。
できているかどうか分かりませんが、やるしかないと思っています。
自分の変容が楽しみになっている事が、成長だと思って、色々なことを自分なりのやり方で乗り越えていこうと考えます。
拙い文章ですが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!