
我が子を虐待したくない!!≪19歳シングルマザー・かのんのつぶやき≫
【「素直なこころ」という本を読んでください】
2019年に書き下ろしたエッセイ「素直なこころ」。あれからもうすぐ4年が経ちます。
この本は2019年2月24日から早朝5時前に目が覚め、10日余りで書き下ろしました。
自分で書いたのは間違いありませんが、書かされたような書かさせてもらったような、そんな感覚を覚えています。
人間は一人一人生まれ育った環境は違います。どのような環境に生まれても同じように生きなければなりません。
様々な感情の中で生かされています。
それぞれに主人公がいる、本の内容とは異なった視点で、その主人公のつぶやきとしてここには書いています。
「素直なこころ」をお手に取ってもらえることを願っています。
児童虐待なくしたい≪19歳シングルマザー・かのんのつぶやき≫
このままでいいわけない。
私は、父も母も知らない。いわゆる養護施設で18年間過ごした。
高校を卒業して、社会に出た。自分で稼いで生きて行かなきゃならなくなった。どうやって稼いで、どうやって生きて行くのか?誰も教えてくれてない。わかんないよ。
コンビニの定員の仕事を始めた。楽しくないし、疲れるし、給料は安いし。すぐ辞めたくなった。でも辞めたら食べていけない。そんなこと話してたら、誘われた。いわゆるキャバ嬢の仕事。とりあえずは雇われた。時給はいいみたい。でも、楽しくない。生きて行くの難しいや。
そんな時に、また声を掛けられた。キャバクラの客の一人。いい人だったしついて行った。
赤ちゃんができた。生まれた。その人は居なくなった。
わたし、一人になった。赤ちゃんは生まれた。どうすればいいのかな。
どうやって育てたらいいのかな。また他の男に誘われた、またついて行った。