れんくん日記

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株式会社蓮

えり子が行くピアカンへの道①

えり子との出逢いは2020年の5月20日、ラインのやりとりからスタートした。

蓮の代表がまだ個人事業LOTUS(ロータス)代表として、個別セッションなどをしていた時だ。

代表の仲間の管理栄養士からの紹介だった。

蓮代表が行っていた「自分を知ることから始まり、他者理解、そしてコミュニケーションの視点から学びを深めます。そして、人生の目標設定をしていく」という内容のセッションを受講することにしたえり子。

その当時の自己紹介

『さかね えり子 43歳 3人の息子の母です。今は学童保育支援員として働いています。摂食障害20年を克服し、摂食障害サポーターとしても活動させてもらっています。克服できたのもサポーターとして生きて行きたいと決めたのが大きく、自分の人生のやるべきこと、やりたいことをハッキリさせたくて代表にお願いをしました。』

この二時間のセッションから私たちの関係はスタートしました。

自己理解をしていきました。自分がどんな人間なのかを理解していきます。どんな時に喜ぶのか、どんな時に涙がでるのか、感情と体の反応を見て行きます。

えり子はこの時点で、代表との信頼関係の元、摂食障害サポーターとして、活動を深めていくこととなりました。

しかし、思うように、サポートがうまくいきません。

「代表なら、こんなとき、どうする?」という質問がたくさん届くようになりました。時には、代表がえり子を間にクライアントさんとやり取りをしているような感覚に陥ってしまうこともありました。しかし、えり子は諦めませんでした。

代表からのアドバイスの内容を一つ上げておきましょう。

『まずは傾聴(共感を示して話聴く)を徹底して行うこと。そこから、ここぞという場面に気づくことがカウンセラーとして重要になります。ここは「感性」です。気づくことは感性が豊かでないとなりません。「感性」を磨くためには「風を感じる」「香りを感じる」「空気の温かさや冷たさを感じる」…など「自然を感じる」ことで養われていきます。難しく捉えずに意識して風や外の香りを感じ取ることをしてみてください。その次に「映画を観る」「絵画を見る」「音楽を聴く」など物質的なことも取り入れていきます。そして、相手の立場となっていくこと。相手が大切な人と思うことです。』

えり子はこのようなアドバイスを受けながら、サポートを続けました。どうにかして救ってあげたい、お金も頂いているから、責任もある、でもうまくいかなくて、自分自身が苦しくて苦しくて…と陥ってしまいます。

お節介なおばちゃんで、クライアントさんから見ると、いらんお世話なのか…とも。

代表は答えました。

『おせっかいは大賛成!!自分もお節介して、時には「撃沈」しますから。しかし、どうにかしてあげたい、救ってあげたい…この「あげたい」という言葉…自分で発しているのに、自分を苦しめてしまうことになると思っている。この「あげたい」だけでは人を動かすことはできないのです。言い方を変えればこの「あげたい」は上から目線かもしれません。所詮、私も人間。この人を救うなんて…おこがましい。でも!!やるだけやろう!!くらいの気持ちでいるべきだと思います。』

「気持ちが先行してしまうのでしょう。技術も必要ですし、何よりも経験が必要です。苦しみすぎないようにカウンセリングを続けてください。私も、そういう時期がありましたから。」

えり子は「あげたい」これが上から目線。という言葉に救われました。

その後のカウンセリングはこのことを意識して、クライアントさまと接するようになりました。そして少しずつ、自分自身の変化が見られるようになりました。

代表と出逢ったえり子。その時に出会った代表が書いた「素直なこころ」という本との出会いもこの時にありました。

人間社会はとてもシビア。一人では何もできない。そして、とにかく謙虚さが大切なんだと実感しました。

謙虚であり、時には雄弁であること、これを軸に学びを深めて、同じように苦しんでいるクライアントさまを一人でも楽に楽しく人生を送れるようになって欲しいと願いました。

つづく・・・

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